石山水産さんは、大槌町のお隣・山田町に本社があり、創業150年を超える歴史を持つ水産加工会社。伝統と現代の技術を活かし、鮮度・味・見栄えにこだわった三陸の魚介類を皆さんの食卓にお届けしています。おいしさとともに「三陸の豊かな自然や文化を国内外に発信したい」という思いのもと、中国、ベトナム、インドネシアへの輸出にも取り組んでいるそうです。
今回は鮮魚や水産加工品を手掛ける事業者さんを対象とした「生産者」ページの取材で、大槌工場に伺ってきました!
石山水産大槌工場が建つのは、大槌町安渡地区…大槌川の河口付近です。
大槌川の源流である北上高地は、岩手県東部に広がり、その一部は青森県と宮城県にも跨る山地。最高峰には早池峰山を持ち、木々や土、山が育んだ豊かな栄養を三陸の海へと注ぎ、古くから大槌湾に多くの恵みをもたらしてきました。
大槌川に架かる大槌大橋を渡るとすぐ、工場が見えてきます。
屋号の「ヤマカ」を現す赤いマークが眩しい…!
大槌工場で現場長を務める浅田誠さんが対応してくださいました。
浅田さんが開発に携わる商品の一つが「漬け丼の具」。
三陸鉄道さんとのコラボ商品ということで、
大槌駅待合のポスターやカタログなどでも度々目にするお馴染みの商品です。
商品ページや石山水産さんの「生産者」ページにもチラッと書いていますが、
改めて浅田さんからおススメの食べ方を伺ってきました!…我ココニ記ス…。
- ホカホカの炊き立てご飯を用意すべし。
- ご飯に「漬け丼の具」を乗せたら、まずは一口…そのまま味わうべし。
- 白ゴマ、ネギ、シソ、ミョウガ、ミツバ…好みの薬味で味変すべし。
- 忘るるなかれ…最後のシメに、ダシ茶漬け。
うう…、書いていたらお腹が減ってきました。
(ハッ、まさかこれも戦略ですか、浅田さん…?!)
工場の中も見せていただき、初潜入のわたしはドキドキ。
2016年に再建した建物は、外観はもちろん、内部も迫力の広さ…!
そして、なんとついに…
パックした食材を-30℃の液体に浸し、細胞を壊さず急速に冷凍するマシン…
あの「リキッドフリーザー」とご対面!
不可能を可能にした「三陸 生しらす」を筆頭に、
「炙りしめさば」など唯一無二の美味しさを生み出していたのは、あなただったのですね…。
思わずお辞儀してしまいました。
石山水産さんの商品が持つ新鮮さと美味しさの秘密に迫り、垣間見ることができた一日でした。
浅田さん、お忙しい中ありがとうございました!
今回の取材をもとに作成した石山水産さんの「生産者」ページはこちら。