小豆嶋漁業さんは大槌町安渡にある、遠洋漁業をルーツに持つ水産加工会社です。
「お魚嫌いをゼロに!」…そして「もっとお魚好きになる」を合言葉に、三陸の漁師町ならではのおいしさを引き出す知恵と、大槌の家庭の味を大切にした多彩な商品を生み出しています。
今回は鮮魚や水産加工品を手掛ける事業者さんを対象とした「生産者」ページの取材で伺ってきました!
大槌町の中心部…町方地区にある文化交流センター「おしゃっち」から車を走らせ、防潮堤に沿って長い坂道を登っていくと、青さの眩しいリアス式の海と、大槌町民に「ひょうたん島」と親しまれている蓬莱島の姿が見えてきました。
小豆嶋漁業さんの工場があるのは、坂道を登り切ってすぐ。魚市場を臨む高台です。
商品開発チーフマネージャーの小豆嶋映子さんが対応してくれました!
小豆嶋漁業さんと言えば…
大槌の人たちが昔から愛してきた味を商品化したイカの口っこ煮。
地元の学校給食で子どもたちから評判の、みんな大好きさば味噌カツ。
これらの名物商品が生まれた過程や、会社の歴史的な面もお聞きすることができました。
特に印象的だったのが、実際に工場内でお魚をさばいている様子を見学させてもらったことです。
「生産者」ページには工場内の写真を1枚しか掲載できなかったので、こちらで紹介!
長靴とキャップを着用し、お仕事の邪魔にならないようひっそりと…
「失礼しま~す…(小声)」
工場内では8人ほどのスタッフさんが作業されていました。
トンっと魚の頭を落とし、シュッと内臓を取っている人。
その隣には、ビッと切り分け、パパッと測りに乗せる人が。
そしてそれを、シュババッと綺麗に並べて運んでいく人がいます。
驚くべきは、その手早さと正確さ。まるで目が追い付きません。
トン、シュッ、ビッ、パパッ、シュババ…
静かな工場内に、その音がリズミカルに響いています。
お互いの手元や周囲に時々目を配りながら、阿吽の呼吸で進む作業。
まさに“流れる”ような、究極のチームワーク!
こうした手早い下処理のもと、小豆嶋漁業さんの美味しい商品が日々作られているのだなと、改めて感動した一日でした。
小豆嶋漁業さん、お忙しい中ありがとうございました!
今回の取材をもとに作成した小豆嶋漁業さんの「生産者」ページはこちら。