埼玉県出身の中本健太さんは、東京大学農学部を卒業した後、2015年に東京大学大学院生として大槌町に引っ越し、あぶらめなどの海洋生物の生態に関する研究をしていました。2019年に博士号(農学)を取得し、東京大学大気海洋研究所特任研究員を経た後、2020年に大槌町内のIT企業に就職し、主に漁協・魚市場関係のITエンジニアとして働いています。2021年より新おおつち漁協の準組合員になり、現在は兼業漁師としても働いています。
ITエンジニアであり、漁師であり、農学博士でもある中本さんは、大槌の海や魚、また魚文化を発信することにより、皆様に大槌の海がいかに素晴らしいか、面白いのかを伝えていきたいとのことです。また、水産業界は高年齢化が進んでいますが、中本さんの活動をきっかけとして、海に関わる若者が増えていけば嬉しいとのことです。